この40年で約8倍|身体のしびれや麻痺は脳梗塞|この40年で約8倍

身体のしびれや麻痺は脳梗塞|この40年で約8倍

相談

この40年で約8倍

胸をおさえる女性

少子化とも関係あり

現在50歳代や60歳代の人の初潮年齢はおそらく、小学校6年生頃でしょう。しかし今は、小学校4年生くらいで初潮を迎える子が多くなっています。その一方で閉経年齢も遅くなっています。そして、子どもを産まない女性も増えていて、女性が生涯の間に生理になる回数も劇的に増えています。生理中は女性ホルモンの分泌量も増えます。長期間女性ホルモンにさらされていると、乳がんになるリスクが高まるということが判っています。このようなことを考えると、乳がんはいわば現代病とも言えます。しかし、いたずらに怖れる必要はないでしょう。乳がんには様々なタイプがあり、治療法も特徴も再発を警戒して経過観察を要する期間も異なります。一概に進行度を示すステージや生存率のみで判断できないことも多々あります。

この10年で進歩した治療

乳がんは大きく分けると、女性ホルモンの働きで活発化する「ホルモン陽性タイプ」と、女性ホルモンの影響を受けずにがん細胞の表面にHER2という悪性のたんぱく質が見られる「HER2陽性タイプ」が、あります。全体の7~8割は、ホルモン陽性タイプです。このタイプでは、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌を抑える、ホルモン療法を行います。進行が速くて予後が厳しかったHER2陽性タイプでは、抗HER2薬という分子標的薬が使われています。分子標的薬は、正常な細胞は守ったままでがん細胞だけを攻撃する新しいタイプの抗がん剤です。副作用が0とは言えませんが、従来の抗がん剤よりも副作用が軽いと言われています。乳房の再建術も技術が進歩して、元々の乳房よりも再建した乳房の方が奇麗なくらいだと言う患者さんも少なくありません。2013年からは乳房再建術に保険も適用されています。乳がんに対する、新たな分子標的薬の臨床試験も進んでいます。